Jones式発音記号とIPA発音記号

IPA発音記号を使って、正しい発音をマスターしましょう。

長い間、日本では、音声学者Daniel Jones氏が ”The Pronunciation of English (1918)” の中で用いた発音記号をJones式発音記号として用いてきました。

Daniel Jones氏は、自分の母校であるケンブリッジ大学の卒業者が話す上流階級の英語の発音を標準的な発音として採用したのです。
Daniel Jones氏の周りの大卒の人々は、ほとんどが上流階級の人だったのでしょう。
しかし、実際には、わずか数パーセントの国民しか話していない発音方式でした。

日本では、Jones式が採用され、辞書はもとより英語の教科書や参考書等も、Jones式発音記号で発音を記載していました。
Jones式発音記号の特徴は、細かい発音差をまとめている点にあります。

このため、学習者はどんなにしっかりと発音記号から単語をマスターしても、実際に聞く音と明らかに違うという問題がありました。
これを色に例えれば、実際に50の色が使われているのに、色は40しかないと強引に教えこまされていたようなものです。

このサイトでは、大人のやり直し英語として英語を楽しく英語を学ぶために、洋楽とDVDをメインに取り上げていますが、その中で発音は、非常に重要な要素なので、正確に聞き取るために、IPA発音記号を用います。
IPA発音記号は、英英辞典やBBCでも採用されています。

英語は、子音中心

日本語には、必ずどの音にも子音の後に母音がついてきます。
母音中心の言語と言ってもよいでしょう。
一方、英語の発音は子音が中心です。子音だけで終わる単語や、2重子音、3重子音などは、実際に何度も発音して練習する以外に習得する方法はありません。
繰り返しは、単調でつまらないものですが、これが好きな洋楽だったら、楽しくできるはずです。

洋楽で英語耳 IPA

洋楽で英語耳~子音の発音

洋楽で英語耳~Vowel母音の発音

洋楽で英語耳~練習曲

洋楽で英語耳~英語で歌うポイント

1.子音+母音はくっつけて発音
  単語の初めが母音の時は、その前の子音とつながります。
2.最後の子音は弱く
3.強く発音しない母音はあいまいな"あ"「あいまい母音」
  「ア」とも「ウ」ともつかないあいまいな音です。
  口を少しだけ開き力をいれずに「ウ」を言うつもりで「ア」と発音するようにします。

洋楽で英語耳






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